旧ツイッターの「X」が自動投稿の数の制限など仕様を変更していることを受け、自治体が避難指示などの防災情報の投稿をやめるケースも出てきています。
テレビ朝日が九州7県に確認したところ、少なくとも鹿児島県は4月以降、福岡県と熊本県では7月以降にXを使った避難指示などの自動投稿をやめていたことが分かりました。
熊本県によりますと、6月下旬からの大雨の際に自動で投稿できる数が一日50件までに制限されていたことが分かり、有料サービスの利用を検討していました。しかし、すべての防災情報を伝えられないという判断に至ったため、現在はホームページやメールなどで対応しているそうです。
一方で、福岡市の高島宗一郎市長は「『X』は受け取る範囲が広すぎるので警報が出ている地域の人にはLINEを使ってピンポイントで情報発信をしている」と話しています。
福岡市の公式「X」でも防災メールと連携した投稿が増えているものの、市独自で構築したシステムを使っているため問題は起きていないということです。
「X」仕様変更で自治体 防災配信に苦慮